介護の仕事とは？

介護と一言にしてみても、様々な仕事があるので実際に始めてみると驚く方もいるでしょう。
介護には高齢者のお世話をするイメージがあるのですが、実際には自立を支援するという目的で行われています。
そのため、全てのことを全部スタッフが行うのではなく、介助しながら自分でも進められるようにしてあげるのです。
また、介護の仕事は基本的に、入浴や食事の介助のほかトイレなどの介助もあります。
さらに身体的な介助だけではなく、様々な手続きなども手助けする場合もあるのです。
働く場所や環境、資格の保有などでも行える種類に範囲がありますが、この高齢化社会には必要な仕事なので高い需要もあるでしょう。
環境の良い職場ならやりがいも感じられますし、年齢に制限もないので職種としてもおすすめです。

介護の仕事に多いよくあるお悩み３つ

介護の仕事でよくあるお悩みについて、３つ紹介していきます。

第1位　人手不足

厚生労働省が発表している「介護労働の現状」の悩み・不安・不満等によれば、介護現場で働く45%が人手不足を実感しているそうです。

出典：元気村グループ(翔裕園)のトップが介護の仕事を徹底解説

介護の仕事は高い人気がある職種ではありますが、実際にはハードな仕事でもあるため人材が増えていないのが現状です。職員がもう少し多ければみんなの仕事も楽になるのですが、なかなか希望が叶えられていない状況です。

第2位　給与が低い

介護福祉士の仕事の平均年収は約308万円。日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。
月給で換算すると26万円、初任給は20万円程度が相場のようで、アルバイト・パートや派遣社員では平均時給がそれぞれ1,033円、1,339円となっています。

出典：求人ボックス給料ナビ：介護福祉士の仕事の年収・時給・給料情報

介護の仕事は給与が低いという面もあるので、社員として働くには家庭を持つ方にとっては続けていくのも難しいと感じるでしょう。給与はばは比較的広くありますが、それでも大きな差があるのが現状で、低い給料だからこそ平均賃金に反映している可能性もありますね。

第3位　休みが取れない

介護職員らの労働組合である日本介護クラフトユニオンが2018年に行った調査によると、介護職員の約４割が有給休暇について「なかなか取得できない」または「まったく取得できない」と答えています。

出典：みんなの介護：４月から介護業界でも有休取得が義務化！違反した事業者には罰則も…職員の有休取得率は改善するか

日本国内の有給取得率がただでさえ低いのに、介護で高くなるということはないでしょう。また、介護の現場では人も不足しているので、なかなか有給を取得することもできません。現状としてはまずは人材不足を解消しなければ有給の取得も難しいでしょう。

それでも楽しい介護の仕事

介護の仕事はハードで給料が低くて、などデメリットが多く感じられますが、それでも働いている人はやりがいを感じたり、楽しさを感じているのです。
また、辛い仕事だと感じるのは職場によっても違うので、自分で自分に合う環境が整った職場へ就職すれば問題ありません。
なかなか難しいことになりますが、それでもしっかりと整えられた環境の職場はあるので、とことん探して納得できる介護の職場へ就職できるようにしましょう。

介護の仕事ってどんなことをする？よくあるお悩みもご紹介！