M&Aとはどのように成立する？

企業の買収・合併であるM&Aとは、どのような流れで実現するかご存知でしょうか？

M&Aとは、方向性の決定をしたら仲介業者を探して売却希望価格を決め、買い手企業を探すという流れになります。そして、買い手企業が決まったら情報を開示し、面談を経た後に合意契約を締結。

その後、デューデリジェンスという手続きを実施し、M&Aの条件を再度確認した後、本契約を行った後に統合するという流れが基本です。

M&Aにかかるコストとは？3つの手数料について解説

次に、M&Aにかかる主な3つのコストについて解説します。

なお、M&A仲介会社の中には、この段階で中間金と呼ばれる手数料を設定しているところもあります。

出典：M&Aマガジン：M&Aとは？仕組みやメリット・デメリットなどを解説｜M&Aマガジン

基本合意契約を交わす際に必要となる可能性がある費用です。手数料の加算は業者によりkとなるため、場合によっては不要であることもあります。

中でも、デューデリジェンスにかかる報酬や人件費は取引の成否にかかわらず必要になりかつ高額なため、慎重に取り組む必要があるでしょう。

出典：中小企業の会社売却、買収、事業譲渡 M&A Station：M&Aに必要なお金ーM&Aに必要な費用｜会社売却、買収、事業譲渡はM&A station

取引が成立しなくても必要となるのが、仲介業者の労力に対して支払う費用です。M&Aのサポートを受ける際には必ず発生します。

手数料の設計は仲介会社で様々ですが、私が知る限りすべてのケースで、成功報酬が圧倒的多額を占めるからです。具体的には、多くのケースで９割以上になります。

出典：株式会社STRコンサルティング：M&Aの手数料相場一覧！大手仲介４社の金額がすぐにわかるシート付

最も高額になる費用が「成功報酬」です。手数料の大半を占める費用ですが、もちろん取引が成立しなかった場合は支払う必要はありません。

M&Aを検討されているなら、まずは取引の流れと、取引の過程で発生するコストを把握することから始めましょう。M&Aをスムーズに進めるためには、事前に予算を立てることも必要です。