老後ほどお金が必要になるの？

老後になると2000万円必要だと言われていますが、本当に2000万円あれば十分なのでしょうか。
実は、2000万円だけでは足りない可能性もあるのです。
なぜなら、いつどのように体調が優れなくなって病院へかかることになるかわからず、医療費がかかる可能性は考えられます。
また、健康であっても長生きすればするほど生活費は必要となるでしょう。
他にも、介護が必要になった場合、施設にかかるお金も必要となるはず。
そのため、トータルして2000万円あれば必ずしも大丈夫とは言い切れないのです。
老後の自分がどんな状態なのかは全くわかりません。
だからこそ、お金がいくら必要になるのか、月額でも良いので平均して必要な金額を把握しておくようにしましょう。

老後に必要な生活費について

老後に必要な生活費について、もっと詳しく最低生活費や夫婦2人の場合などを紹介していきます。

1ヶ月に必要とされる最低生活費とは

夫婦二人で老後の生活を送る場合、食費や光熱費など日常的な生活費として必要なお金は、1ヶ月間で最低でも22万円と試算されています。
ただし、持ち家か賃貸かによっても金額が変わってきますので、あくまでも最低の基準ということでお考えください。公的年金の月額がおよそ22万円弱とされていますので、年金だけで生活しようとすると、微妙に赤字が出てしまう計算になります。

出典：資産運用のプロが伝授するお金の増やし方ガイド

状況によって個人差が出る金額になりますが、あくまでも目安として捉えておくと最低限必要な金額を意識しながら生活することができます。ただ、最低の生活費なので病院へ行く回数が多かったり、住んでいる家が賃貸などの場合には大きく変動する可能性は高いです。

夫婦2人世帯の老後生活費は？

総務省の「家計調査年報（家計収支編）」によると、2018年の高齢者夫婦2人世帯（夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯）の生活費は、月平均で235,615円でした。

出典： MonJa〈もんじゃ〉お金と暮らしの情報サイト：【夫婦／単身】老後生活費の平均と内訳は？

月平均すると最低生活費よりも4万円以上必要となっています。ただし平均の生活費なので実際にかかる費用はもっと多い家庭もあればそうでない家庭もあります。年金だけでは賄えない場合もあるので、次際に必要な金額も把握しておきましょう。

ゆとりある暮らしをした場合の老後生活費

同調査によると「生活を充実させるための費用」として、最低限必要な日常生活費以外の金額は平均14万円という結果でした。
つまり、「ゆとりある老後生活費」は平均で36.1万円と考えられているようです。

出典：マネードクターナビ：ゆとりある老後生活費は夫婦二人でいくら？

老後は旅行や趣味などをもっと楽しみたいと考えているなら、最低でも36万円が必要ということになります。孫や子供たちとの付き合いなども考えると、生活費は平均や最低金額では足りない可能性もあるでしょう。充実した日常生活を送るためにはかなりの金額が必要なのです。

老後の生活費は状況によって大きく変わる

老後の生活費は生き方はもちろん生活の状況から健康状況によって大きく変動してしまいます。
一人でも最低限必要な金額を確保する必要があるので、老後はどのように過ごしたいか明確にしながら貯蓄していく必要がありますね。
状況によって変わることも考慮して、自分のマネープランを計画しておきましょう。

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老後に必要となる生活費はどのくらい？安心して生活するために知っておきたいこと